ハーバリウム制作アドバイザー山口ゆりです。
これはよくいただく質問のひとつです。
『浮くのを防ぐために、
花材をたくさん使うと詰め込み過ぎてしまう。
うまくできない😢』
この詰め詰めで作るハーバリウムが
一番難しいと思います。
花材が浮かないようにしながら、
詰め込み過ぎないようにするって
なかなか大変だと思います。
私も始めて間もない頃は
こんな負のスパイラルにハマってました😅🌀
花材が浮かないようにするためにたくさん使う
→見た目がイマイチ・詰め込み過ぎ
→花材を少なくする
→やっぱり花材が浮く
→花材が浮かないようにするためにたくさん使う
スパイラルから抜け出すには
花材では①かすみ草、②アジサイ、③シサル麻
が適しています。
①②③それぞれの特徴を活かすために
ガラス瓶に入れるまでの「下準備」が大切です。
①かすみ草は大きさがポイント
縦横３㎝以上の大きさにカットして、
茎はV字型になるようにします。
理由：小さくするとどの花材にも絡まりにくいので
浮く可能性が高くなります。
またV字型にするのは見た目を良くするためです。
🔺右側がV字型にカットしたかすみ草です。
試しにやってみてくださいね。
②アジサイは色の変化とカットがポイント
◉色の薄いものはオイルを注ぐと
ほぼ透明になるものが多く、
濃いものはそのまま変わりない、
または少し透けるものがあります。
オイルを注いだ後、
どう変化するのかを踏まえて配置を決める必要があります。
透明になるものばかりを使うと、ボンヤリした印象になります。
🔺左側はオイルを注ぐ前、右側は注いだ後。
水色のアジサイは数日でほぼ透明になりました。
◉カット・茎は残さないようにギリギリの所で
カットします。※少しも残さないように。
理由：茎をなくす事で花の表裏が分かりづらくなります。
結果、どのように入れても綺麗に見せる事ができます。
🔺右側が茎を全く残していないアジサイです。
🔺左側は始めて間もない頃のもの。
右側は①かすみ草と②アジサイを使用。
左側と右側の差は①②を知っているか否かの差です。明るさと見た目が違いますね。
③シサル麻はふんわりさせるのがポイント
🔺シサル麻。色の種類は豊富で白、ピンク、水色、
オレンジ、紫など。
たくさんの色を揃えなくても白があれば
ほとんど対応できると思います。
柔らかそうな見た目ですが、
引っ張っても切れない糸のような花材です。
個人的には詰め詰めでハーバリウムを作るとき、
花材を固定するために一番簡単で使いやすい
＝シサル麻と思っています😊
シサル麻は袋から取り出したら
「絶対に丸めない」ようにしてください。
シサル麻と他の花材を交互に、
少量ずつ花材と絡めながらガラス瓶に入れます。
全て入れたら、ガラス瓶を逆さまにして
固定できているか確認します。
併せて花材のカスも出しておきます。
オイルを注いで完成です♪
🔺左側はかすみ草、アジサイを使用。
右側はシサル麻(ピンク)、かすみ草、アジサイ、バラを使用。
柔らかい光を通したように見せることができます。
昔の磨りガラスみたいな感じですね。
◉かすみ草とアジサイに更にシサル麻を組み合わせる
(右側)と光がよく通るので空けた空間をすっきり
見せることができます。
作りたいハーバリウムの雰囲気に合わせて
使い分けてみてはいかがでしょうか😊
🟠シサル麻の使い方動画、よかったら参考にしてください🔻
🟠ハーバリウム作り・私の習う前と後のビフォーアフターをご紹介はこちら🔻
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